- 人と人が繋がれば、かすかな声だって大きくなるわ
- 人と人と繋がれば、命だって長くなる
- だから・・・

玲音の父、岩倉 康男(いわくら やすお)は玲音の部屋の様子を伺う。
部屋に入ると、水浸しの床、水冷機器、変圧器や沢山のモニタなど、以前の玲音の部屋とはまるで異なる。
そんな部屋の奥で、NAVIに向かう玲音を見て、康男は驚きを隠せない。

ありがとう。
ワイヤードの中でリラックスしながら楽し気に誰かと話す玲音。
次世代プロトコルが早く決まれば良いのにね。
そうしたら私だって・・・
私、友達ってすくないから。。
ありがとう。ナイツのみんな。。。

学校へ向かう玲音。
子供が空に向かって手を広げているのを目にする。
不思議に思い空をみても、特に変わった様子はない。
街中でも、空に向かって手を広げる子供。
一人じゃない。
様々な子供たちが同様に空へ手を広げる。
すると空に、雲の割れ目から玲音に似た人物が覗く。
その異様な光景に、街中の人々も気が付き騒ぎ出す。
- 東京の空に、異常現象が発生しました。
- この現象に恐怖する街の人々は、不安を募らせています。
- これは何者かによる悪質ないたずらなのか、単なる自然現象なのか。
- それとも人為的な意図的行為だったのか・・・

ワイヤードの世界に入る玲音。
リアルワールドの姿を、ほぼそのままメタファライズしてワイヤードに来ている玲音に対し、口だけの存在が玲音に話しかける。
多くのユーザーが耳だけなのに対し、この口だけの存在はしゃべる事が出来、耳だけのユーザーよりもレベルが高い。
すでに玲音の存在はワイヤードでは知れてきており、玲音を助けただけで英雄になれると語る。
玲音は子供たちの奇妙な行動を探るべく、ワイヤードを進む。
子供殺しの科学者。この人なら答えを知っているかもしれない。
「KIDSって聞いてみな」

ホジスン教授。あなたの番よ。教えてくれるわね。
ワイヤードの世界で、ホジスン教授に会う玲音。
ホジスン教授による15年前の実験「ケンジントン実験」が、今回の子供たちの奇妙な行動に関係していると考える。
Psi(サイ)超神事的な能力は、大抵の子供はごく微弱ながらも持っているもの。
超能力などと大それたものではない。
ちょっとした感だとか、コインを曲げるといった低度の物理力。
一つ一つは微弱でも、子供達のその力を束ねる事が出来れば、予測もつかない事が起こる。
子供達の頭についているアウターレセプターが受容した微弱な脳の電磁波をコンバートし、一種の脳の一部の機能だけを肥大させたのがKIDシステム。
KIDSというものの正体。
子供達のPsi(サイ)が統合された時にどれだけのエネルギーが動いたのか。。
実験によって多くの子供たちの命が奪われる。
ホジスン教授は実験後、KIDSを二度と復元できない様に粉砕したと語る。
しかし、KIDSの設計図面がワイヤードの何処かに流れ、それを誰かが見つけてしまった。
しかも、アウターレセプター等使わずして現象を起こせるように、アップデートまでした状態で。
話も終盤。玲音との会話の途中、疲れたと言いながら、一方的に居なくなるホジスン教授。
「肉体も残り火の時間が無くなりました、、私の望みも叶った、、、」
ホジスン教授との会話の後、ワイヤードに一人たたずむ玲音。
これがナイツの仕業だと気づく。

あんたたち、なんなの?
どうして私に色々教えようとしてたのよ。
私も、あんたたちのおもちゃだったの?
全部遊びなの?
何がしたいの?子供を使って。
ただ面白いから?
自分たちに出来て、面白ければなんでもやるんだ。
だったらただの猿だ。
どうして声が無いの?誰も答えないの?
その時、赤いポインタが部屋の中を動く。
窓から外を見ると、黒いスーツの男が二人。玲音の部屋を見ている。
玲音は急いで家の外へ行き、黒いスーツの二人に問いかける。
「あんたたち、あんたたちがナイツね」
伏せなさい。
突然玲音の部屋が爆発する。
玲音の部屋の冷却システムに、パラサイトボムが送り込まれた様だ。
黒いスーツの男の他人事なもの言いに、玲音は誰がやったのか問いただす。
「ナイツです」
そう言い残し、黒いスーツの男は去っていった。





