- レインって子、聞いた事あるでしょ?
- ワイヤードのレイン
「Cafe&Club CYBERIA(サイベリア)」での発砲事件について、警察から事情聴取を受ける岩倉 玲音(いわくら れいん)。
警察は玲音の自宅へいくら電話をかけても誰も出ない上、無口な玲音に困り果てている。
そんな中、事件現場に一緒に居た瑞城 ありす(みずき ありす)は母親が迎えに訪れ、玲音を心配しながらも帰っていく。

しかたなく警察が玲音を自宅へ送り届けるも、自宅には誰もいない。
いつまでたっても誰も帰ってこない。
メールを確認するも、誰からも連絡はない。
翌朝、何事もなかったようにキッチンに立つ母親に対し、昨晩の事を聞こうにも何もなかった様子。
通学中、車の中から何かが玲音を見ている。
電車の中で、だれかが玲音に語り掛ける
- 玲音。わかるよ。一人じゃない

学校ではありす、山本 麗華(やまもと れいか)、加藤 樹莉(かとう じゅり)を中心に昨日の事件の事でクラスは盛り上がっている。
- プシュケーには、ただのプロセッサだと捉えると全体が見えなくなってしまう。
- 汎用情報端末として、ナビは小学生にまで普及するにいたっているがワイヤードでの活動限界は、マシンに依存しているのが現状だ。
- プシュケーは、いかなるナビの機能をも劇的に上げる事が出来る。

教室の外から誰かが話しかけてくる。
- 私はもうリアルワールドには居る意味がなかったの。
- 私はリアルワールドにとって居ても居なくてもどうでも良い存在だった。
- それが分かったとき、私は肉体を無くすことになんの怖さも感じなくなったんだ。
- 玲音は誰。
- 玲音は誰。
- 玲音は誰。

帰り際、昨日の事件の事で感じた違和感について話すありす。
死ぬのを間近で見たのに、映画でも見ていたかのようなリアリティの無い感覚が気になるも、麗華、樹莉は考えすぎだと言う。
そんな中、玲音の下駄箱に見知らぬ茶封筒が置かれているのを見つける。
初めはラブレターかもとからかうが、中身を見ると四角い機械。
玲音は気になり持ち帰るも、帰り際にこれがプシュケーであると気づく。

家に帰り玲音はNAVIを通じて様々な情報を集めるも確証は中々得られない。
得られるのは噂の様なものから人々のつぶやくような内容まで。
- レイン、どうしてこっちこない
そんな中、玲音の父親である岩倉 康男(いわくら やすお)が玲音の部屋へ訪れる。
「新しいNAVIに慣れたか?」と聞く父に、玲音は茶封筒に入っていた機械を見せ、これが何なのか聞くが、急に冷たくなった父は「知らないなぁ。」「知らないと言っただろう」と、そそくさと部屋を出て行ってしまう。
なんとか情報を集める為にサイベリアへ向かう玲音。
家の前には、朝居た車がまだおり、玲音を見つめている。

サイベリアに入ると、DJ(JJ)が玲音に話しかけるも、誰かと間違えている様子だ。
奥には、事件の日に居た子供たち(タロウ、ミューミュー、マサユキ)が話している。
その子供達に四角い機械の事を聞くと、それがプシュケーであるという事、マシンにセットするとパフォーマンスが劇的に上がるという事を知る。
そして、どうやらタロウは玲音の事を知っている様だ。
「あんたさぁ、レインでしょ」
「俺、前に一回見てるんだ、ワイヤードでね」
「そんときは今と全然違ってた」
「ワイヤードでは、リアルワールドと違う人格を装うってのはまぁ普通だけど」
「ちょっと極端だねあんた」
「この前、この店で馬鹿な事件を起こした時も居たでしょ」
「何企んでるの」

玲音の姉、岩倉 美香(いわくら みか)が家に帰ると、黒いスーツで目に機械を付けた男が二人、玄関の前に立っている。
「あなたは私たちと会っていない」
「なぜなら、私たちは今ここにいないから」

その後、美香はその出来事を母親、岩倉 美穂(いわくら みほ)に報告するも、相手にされない。
自分の部屋に帰ろうとするも、ふと玲音の部屋を覗くと、キャミソール姿でNAVIを開けて何やら改造している玲音。
「静電気がまずいんだって」
「服は脱いじゃった方が良いらしいんだ」
「あ。お帰りお姉ちゃん。」
普段とはまったく異なった、明るい満面の笑みで語り掛ける玲音。





